
温泉の聖地九州で身も心も癒される
たくさんの活火山が存在する九州。故に九州地方は温泉大国なのです。全ての県に温泉地があり、日本全国から観光客が集まってきます。そんな温泉大国の九州で人気が高い温泉をご紹介します。是非参考にして、家族や大切な人と出かけてみてください。
山鹿温泉
熊本県の北部の山鹿市。そこに「山鹿温泉」があります。山鹿市は温泉地としての歴史が非常に古く、今から各800年前に発見されたと言われています。宮本武蔵も山鹿市の温泉で静養したとの記録が残っています。また伝説によると、傷を負った鹿がお湯に浸かっていたことからこの温泉が発見されたとも言われています。泉質は単純泉です。正確には「アルカリ性単純硫黄泉」。含有成分が少ないため刺激が少なく、長い時間入っていても体に負担がかかりにくいと言われています。日本全土の温泉に中で最も多い泉質で、無色透明、無味無臭のお湯がほとんどです。効能としては疲労回復、神経痛のほか、お肌もピカピカになると言われています。
長湯温泉
大分県久住山系の東の麓にある直入町に「長湯温泉」はあります。古い温泉地ですが、現在はドイツにある都市と姉妹都市を結んでいるので、町のあちこちでドイツ文化を感じることができるのも特徴のひとつとなっています。泉質は施設によって異なりますが、基本的にはどの施設でも源泉かけ流しを行っています。世界でも炭酸濃度の高さと濃度で知られていて、飲んでも長湯しても効果が高いと言われています。糖尿病や胃腸病に効果があり、比較的温泉の温度が低いにもかかわらず、暖かく感じるので冷え性などにもいいとされています。施設によってお湯の特徴がそれぞれなので、自分の肌に合う温泉を見つけるのも楽しいでしょう。
武雄温泉
佐賀県の西部にある武雄市に位置する「武雄温泉」も人気のひとつです。1300年の歴史があり、透明で柔らかなお湯が特徴です。武雄温泉のシンボル「桜門」は重要文化財に指定されており、釘は一本も使われておりません。その姿はまるで竜宮城さながらです。毎週日曜日には、温泉通りで朝市が開かれ、品揃えも豊富です。地元の人と触れ合い、その土地の事を知るのもおすすめです。
小浜温泉
長崎県雲仙市にある「小浜温泉」。島原半島きっての名湯と名高く、かつては島原の乱で負傷した人々が傷を癒すのに利用したと言われ、歴史にまつわる逸話はたくさんあるほどです。さらに、景色も素晴らしく太陽が沈む数十分は、空も海も、そして岩々までもが黄金色に染まり壮大な光景を作り出します。高温で湯量の豊富な温泉地として親しまれており、放熱量は日本一です。神経痛やリウマチ、痛風などに効果があります。